開催日時
2023年9月11日(月)13時00分~14時00分
開催場所
日本経済新聞本社(東京・大手町)
審議会委員
委員長
関根政美(慶応義塾大学名誉教授)
副委員長
西岡幸一(ジャーナリスト)
委員
小川正人(スカパーJSAT取締役執行役員専務)、音好宏(上智大学教授)※文書で意見を頂く、金井美惠(イッツ・コミュニケーションズ社長)、佐々木かをり(イー・ウーマン社長)、美和晃(電通メディアイノベーションラボ研究主幹)(五十音順)
審議の主な内容
【委員】
「日銀総裁会見ウラ解説」でのチャット解説など、メディア特性を活かした新たな表現の可能性を探るものとして、関心を持って拝見した。これらの表現手法は、日経CNBC onlineにおいて利活用の可能性を内包すると考える。 ただし、日経CNBC online全体としては、日経CNBCで放送された番組を、そのままVODで提供しているようだ。オンライン上のコンテンツへの接触に関しては、1つのコンテンツの尺は、放送に比べて短いものが好まれる傾向にある。同じ素材でも、異なる提示方法が求められることになるのではないか。また、放送とオンラインとの連動による編成上の相互補完に関しても、複数の有料チャンネルが先行的に展開しており、参考になるのではないか。
【委員】
オンラインのコンテンツは短い方が好まれる傾向があるが、一方で、放送でダイジェスト的なコンテンツを視聴した後、オンラインで全編をじっくり視聴するような場面も出てくるのではないか。放送からオンライン、オンラインから放送という視聴者の流れを想定しておくべき。
【委員】
今後オンラインサービスを収益の柱にするのであれば、新しい視聴者の獲得が重要になる。現時点で配信されている会員限定のコンテンツは、世代や職業によってはとても価値のある内容だが、投資や経済の初心者にも受け入れられるような、もう少しライトな内容ものがあっても良いと思う。また、VODのページで、すべてのコンテンツにオススメのマークが付いている事があったので、改善すべきだ。
【委員】
ニュースサイトのサービスでは、本人が求めていないものも含めて重要なニュースが届く事が大切。日経CNBC onlineが、視聴者をリードしていくような内容になっていくことを望む。海外のニュース配信サービスの成功事例を学習して、理想の形に触れることが重要だ。 資料映像を見たが、米CNBCの番組と比べると画面の迫力がない、しゃべり方も理由のひとつかもしれない。番組上でも普段のしゃべり方になっている。私は以前、長時間のオンライン会議を配信した際に、視聴者に向かって「元気ですか?」とカメラを介してエネルギーを送る場面があった。エネルギーを届ける話し方のトレーニングをすると、番組の雰囲気は変わるはずだ。 以前からこの場で伝えているように、女性のコメンテーターが少ない。 また、聞き手が女性で男性が解説というスタイルも変えていくべき。意識をして女性を起用する必要がある。ESGやサステナビリティ―、ダイバーシティーと言っておきながら、自分たちが努力していない証になってしまう。日経の名前が付くメディアなのだから、しっかり取り組むべき課題だ。【委員】
ライブイベント番組に多くの視聴者が集まる状況が続いている。プロ野球の場合、午後7時半まではネット配信の視聴数が高く、午後8時ごろからテレビ視聴に切り替わる傾向が高い。そんなライブコンテンツは、配信することを知ってもらう事が需要だ。スマホやタブレットでの視聴が増え、そのほかのアーカイブコンテンツの視聴回数も伸びるような流れが広がれば、有料会員はもっと増えると思う。日経CNBC onlineのアプリを触ったが、スマホやタブレットで視聴すると、番組の中で表示するグラフなどが見づらい場面がある。資料のダウンロードなど別の形でフォローする工夫が必要だ。
【委員】
大学の授業でパワポの資料がつまらないと、生徒は授業を聞いてくれない。 日経CNBCで、ゲストが持ち込む資料のクオリティがあまり良くはない。企業側が伝えたい内容も大切だが、視聴者の視点に立った資料の作成と表示の工夫が必要だ。
【委員】
テレビ番組をコミュニティー形成として考えることが大事。地上波は、編成が数カ月で変わる場合があるためコミュニティー形成にはあまり適していない。 日経CNBCは、資産形成を考えるすべての人のために情報提供をするという一貫した編成をしている。SNSやYouTubeなどを活用して、「こういう番組をやるので興味がある方は是非来てください」とコミュニティー形成をする。そこで、視聴コミュニティーが形成されれば、その反応をもう一度外部のオンラインで還元していく。コミュニティーに参加する視聴者の巻き込みを広げていく取り組みが大事な時代に入ってきている。
【委員】
番組や出演者に付ける形容詞の言葉に品が無い。もう少し工夫して欲しい。 また、「日銀総裁会見ウラ解説」の特徴であるチャットの言葉をもう少し丁寧に説明して欲しい。人物を扱う場合は、背景なども書き込むべき。親切なフォローと工夫が必要。チャットで言葉を入れていくのは重要な役回りだが、頑張って欲しい。