20th Anniversary

日経CNBCブログ
Caster's Voice

2019.01.11 (金) 河野 恵

2019年

新しい年が始まりました。
皆様は昨年どんな一年でしたでしょうか?
私は、仕事でいろいろな経験をさせてもらいましたが、
中でも心に深く残っているのが昨秋、特番の撮影でフランスに行ったことです。

現在、「官から民へ」を促すマクロン政権に抗議するデモが8週連続で
行われていますが、その第一弾となるデモに遭遇しました。
あの時は、まさかこんなにも長くデモが続くとは思ってもいませんでしたが、
緊縮財政に対する若者たちの反発もあの失業率の高さからすれば
仕方がないのかもしれません。

デモ翌日のパリ市内


尚、特番は来月放送の予定ですので、是非ご覧いただければ幸いです。

さて、今年は平成から次の時代へと移り変わる年です。
平成はバブル崩壊に向かう年からスタートし、
その後、大半を失われた20年という低成長の厳しい時代を過ごしました。

大手金融機関が破綻し、財閥の垣根もなくなり、昭和の後始末の25年でした。
しかしアベノミクスで2012年末以降は新たな時代に向けて修正の期間となり、
前半の就職氷河期とは一転して今は売り手市場の人手不足となっています。
その回復を成長に繋げる新たな時代が5月からスタートすることになります。
次の時代は、再び成長の時代になると期待したいです。

海外では米中貿易交渉や英国のEU離脱などがあり、
国内も消費増税や統一地方選挙、参議院選挙など重要イベントがあるので、
今年は昨年以上にマーケットに影響を与えそうなイベントが多くなります。

何かと目まぐるしい1年になりそうですが、
日々、飛び込んでくるフレッシュなニュースにしっかりと対応していきたいです。
もちろん基本となる知識の積み重ねは怠らずに。

フォンテーヌブロー宮殿内のお庭にて



今回はいつもより真面目にブログを書いてみましたが、
2019年は、また新たな一面を見ていただけたらと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
みなさまにとってこの1年が明るく穏やかな幸せを感じられるものでありますように。

2018.12.10 (月) 改野 由佳

イベントの秋、スポーツの秋

11月は、仕事・プライベート共に重要イベントが盛りだくさんでした。
そのなかでいくつか…

毎年恒例の日経フォーラム『世界経営者会議』では今年も進行を務めました。

司会台から見た会場準備中の様子



世界各国から名だたる大企業のトップが東京に集まるこの会議。
2年前2016年にはフォーラムの終盤にアメリカ大統領選でトランプ氏当確が伝わり会場からどよめきが起こりました。去年2017年には会場の帝国ホテルに来日中のトランプ大統領が宿泊していて、現場は厳重警戒。そして今年2018年はアメリカ中間選挙の日にぶつかるなど、何かとトランプ日程と重なるイベントです。今年はマーケットが落ち着いて推移していたので穏やかな気持ちで登壇者の話が聞けました。

舞台袖から見るとこんな感じ



今年のテーマは「激変に打ち勝つ経営力」
2日間にわたって行われたこの会議には、星野リゾート代表の星野佳路さんや、マーケットでも話題が尽きない資生堂の魚谷社長兼CEO、ファナックの稲葉会長兼CEOなど、変わりつつある社会環境の中でしなやかに伸び続けている企業の経営の秘訣を覗くことができた気がします。

そんな中で今回は、エアアジアグループCEOトニー・フェルナンデスさんのお話に釘付けになりました。トニーさんの親しみやすい人柄に魅了されたのかもしれません。まずその出で立ち。一流ホテルの大会場、参加者600人規模、ほとんどの方がカッチリとしたスーツ姿のなか、カジュアルなシャツにジャケット、トレードマークの赤のエアアジアのキャップをかぶって登壇されました。話しっぷりも冗談を交えながらフレンドリー。どうやら、エアアジア社内でもドレスアップするよりもドレスダウンして人の距離を縮め、社員が意見を言いやすいように気をつけていらっしゃるよう。確かにこんな方が自分のボスだったらどんなに仕事が面白いだろうかと思いました。

トニーさんにすっかり魅了された私は彼の著書「フライング・ハイ」を購入。幼少期のエピソードから、学生時代のこと、会社を立ち上げるプロセスなどが書かれているのですが、とにかく子どものころからやんちゃなトニーさん。好きなことを思う存分楽しむために一生懸命な様子が感じとれます。格安航空会社をつくった背景には子どものころから飛行機が好き、また、海外留学時代に飛行機のチケットが高くてなかなか帰省できず、航空券がもっと安ければいいのに、と思ったこともあり今の格安航空のビジネスにつながっているようです。LCCのおかげで安く旅ができるようになって喜んでいる日本人も多いですよね。私もその一人です。

さらに、音楽が大好きで音楽業界で働いたこともあるトニーさんは、日本の音楽にも精通していて、なんとAirAsiaXのXはトニーさんが好きなXJAPANのXだそう!!本当かしら?日本を愛してくださるところも嬉しいです。

さて、トニーさんのように壮大なサクセスストーリーは想像できないものの、私も自分の「好き」を考えてみました。何でしょう。体を動かすことが好き。また陸上競技やバレエの経験を通して体を整えることにも興味があります。もちろんアナウンサーとして声を使うためにもコンディショニングはとても大事。この日経CNBCのプロフィールページにも書いていますが、私はGYROKINESIS®というエクササイズの認定トレーナーです。先日、資格更新のためのティーチャーズコースを受講しました。

個性強めのメンバーと!笑


バックグラウンドも年齢も様々なメンバーと学ぶ中でまた少しGYROKINESIS®を深く知ることができたと思います。この「好き」がどこにつながるかわかりませんが、大事にしていきたいと思う今日この頃です。

2018.11.15 (木) 瀧口 友里奈

上海 弾丸レポート

こんにちは!瀧口友里奈です。
いつも番組を見てくださっている皆様(そして、そうじゃない皆様も!)キャスターブログを読んでくださりどうもありがとうございます。

さて、前回更新のキャスターブログではシリコンバレーの弾丸レポートをお届けしましたが、今回はつい先日訪れた中国・上海のレポートのダイジェストをお届けしたいと思います。

週末の一泊二日という日程で、シリコンバレー旅の時よりもさらに弾丸度を極めていたものの、スタートアップ・テクノロジーの世界でもアメリカと双璧を成す国の実態を少しでも自分の目で見てみたかったので、直接現地の空気を感じることができたのはとても貴重な経験になりました。


今回の旅のテーマは、「上海で、いかにITの世界とリアルの世界が融合し、テクノロジーが社会の中で実装されているかを体感すること」
その舞台を覗いてきました!

①スーパーマーケット
アリババのニューリテール戦略の舞台である「盒馬鮮生」


そして、競合のテンセントが運営する「超級物種」

(スーパーの中にロブスターのUFOキャッチャー)


②無人コンビニ「ゴリラコンビニ」


③無人本屋


④無人レストラン

(このボックスから食べ物が出てきます)

⑤フードデリバリー
(朝食の小籠包と肉まん。「外卖(ワイマイ)というデリバリーサービスで注文。これで送料も合わせて500円弱!何と言っても日本と比べて配送料が安いです。)

⑥滴滴出行(ディディチューシン)
(良いグレードの車を選ぶとこのようにお水がサービスで付いてきます。)

⑦シェアサイクルのmobike、ofo も体験。

この旅での移動は、全て「滴滴」とMobikeでした。

⑧新コーヒー戦争が勃発している「starbucks」vs「luckin coffee」へも。
(上海にある世界最大のスターバックス。インスタ映えや、ユーザー体験への配慮に感動しました)

(こちらはスターバックスの座を脅かす新興のluckin coffee。店舗は最小限の大きさで、アプリでの注文・配送をメインとしたコーヒー屋さんです。アプリ注文のため、店頭にはメニューらしきものはありませんでした)

そして、その他のコーヒー屋さんにも入り飲み比べ。

Symbol coffee

Pacific coffee
この旅で、一体何杯のコーヒーを飲んだことでしょう。笑

⑨上海で盛り上がっているe-sportsの競技会場にも


⑩現地のアクセラレーターやコンサルの方にもお話を伺いました。
XNode・匠新の皆様、ビービットの皆様、温かく迎えてくださりどうもありがとうございました!


それぞれの体験の詳しいリポートは、とても長くなってしまって一度にこちらの記事に書ききれないのでまた私のブログでご報告したいと思っています。

ただ、今回実際に2日間を上海で過ごしてみて…小売、交通(自動車・自転車)、決済、などなど、生活周りのあらゆるインフラがアリババ、テンセントという巨大な資本に集約されていっている様子には生々しいものがありました。

また、無人コンビニや無人本屋ではあまりうまくシステムが稼働しなかったのですが、上海に住んでいた私の友人によるとこれはよくあることで、システムが上手く稼働するかどうかの確率はおよそ50:50だそうです。

100%完璧ではない状態でも出店しているところには、良くも悪くも日本との文化の違いを感じました。

「雑」とも捉えられますが、その一方で、どんな未来像を描いているかというビジョンははっきりと見えます。

(「超級物種」の店内には、“future supermarket”の文字が。)

完璧ではない状態でも走り出すことによってデータや知見は確実に集積されていきます。進化していく社会の逞しさや躍動を前に、普段とは違う刺激をもらいました。



さて、長くなってしまいましたが、最後に番組のお知らせがあります。
11月から新番組「日経STARTUP X」がParaviでスタートしました。

未来を創るスタートアップや起業家に迫る経済トーク番組になっています。
変則的に、スタジオを飛び出して皆さんのオフィスに直接うかがってお話をききます!

初回、訪問させていただいたのは、
〝Nextユニコーン〟の雄と目される
クラウド会計サービス「freee」の佐々木大輔CEO。
五反田の素敵なオフィスで、
freeeと佐々木CEOのヒストリーや未来、
“五反田バレー”についてもうかがいました。


オフィスの社長の机の上も、色々と物色させていただきましたよ!笑


スタートアップのサービスを使う方、
スタートアップで働く方、
スタートアップの動向が気になる方、
日本の未来が気になる方へ 。

できるだけリアルなスタートアップ・経営者の方の姿をお届けできる番組にできればと思います。
日経CNBCでは12月1日(土)13:30に初回放送です。

皆さまぜひご覧ください。

2018.10.03 (水) 曽根 純恵

五感で彩る季節を。

ひと雨ごとに気温が下がり、すっかり秋めいてきましたね。

秋といえば、読書の秋。
この夏、日経のイベントでご一緒させて頂いたご縁で、
奈良で創業300年を誇る、中川政七商店の十三代代表取締役社長を経て、
2018年から会長をされている中川政七さんの本を読みました。
「日本の工芸を元気にする!」(日経BP社)

中川政七商店は工芸品をベースにした生活雑貨の自社ブランドを確立し、
二子玉川高島屋や東京ミッドタウン、表参道ヒルズなど、
全国におよそ50店舗の直営店を展開しています。
麻素材などを使った雑貨を作っているほか、蚊帳生地を生かした
「花ふきん」はとても有名で、ロングセラー商品となっています。
私も使用させていただいている花ふきんは使う人の手を
優しく包み込み、心までほっと安心させてくれます。
2008年に社長に就任されてから、どのように会社を導き、
どのような人と出会い、世界が広がっていくのか。。
とても興味深く読ませて頂きました。
ものづくりと流通の両輪で日本の工芸を前に進め、その過程での
様々なエピソードや中川政七さんの考え方や判断に触れることが
できます。
「軽やかな形で、良いものを伝承していく。」
中川政七商店の誠実な姿勢が、商品の温もりに表れているのだなぁと、
改めて感じることができました。

東京でも購入できますが、やはり本場奈良にまた行ってみたいですね。
秋の紅葉はもちろんのこと、冬の奈良は雪景色が素晴らしいと、
聞いています。
自然のなかで浄化され、きっと心が静まるような気がします。
それに、麻は夏に使うと涼しく、冬は暖かくなる素材でもありますから、
これからの季節にも役立つアイテムを見つけることができそうです。
皆様も是非、この本を読みながら、奈良に出掛けてみてはいかがでしょうか。

この夏には、日経CNBCの丸ごと企画で、おススメの一冊として
「ブルーオーシャン戦略」(ダイヤモンド社)を取り上げさせて頂きました。
この夏は猛暑でしたから、みなさまに少しでも涼しい気分になって
頂ければと思って選んだのですが、ビジネス用語になっていますので、
ご存知の方も多いと思います。
ブルーオーシャン戦略とは、似通った戦略で消耗戦を繰り広げる
レッドオーシャンとは違い、新しい市場を開拓して需要を取り込み、
大きく成長し、悠々と大海を泳ぐ戦略です。
最初に読んだのは2005年に出版された時。当時感銘を受けましたが、
それから折に触れてこの話と照らしあすことが多くなりました。
少し前に新版もでていて、様々な業態や組織、団体などのブルーオーシャン
戦略を例に、イノベーション価値に繋げた話が書かれています。
このブルーオーシャン戦略は、今、日本の課題となっている働き方改革や、
副業、高齢化社会、地方創生など、幅広い分野で応用できると思いますし、
時代の変化の中にチャンスがあることに気付かされます。

経営者の著書やマーケティングの本は、経験や考え方、発想を
知ることができ、素敵な言葉にも出会えます。人生におきかえても
参考になり、まさに哲学といえます。
20年以上読んでいる日経新聞の最後のページにある、「私の履歴書」は
とても好きな欄で、日々の楽しみでもあります。

キンモクセイの香りが漂うこの季節、人の想いに触れて、足を運び、
いろいろなことを感じていきたいですね。

2018.09.07 (金) 佐久間 あすか

生き方を磨く

先日、陶芸体験に行き、その楽しさにすっかり惹きこまれた佐久間です。
というのも、前の職場で同僚だったアナウンサーの友人から
“陶芸の魅力を発信したいと思って、実は会社をたちあげたんです。
ぜひ一度遊びにきてくださいね~!”との連絡をもらったのです。
多趣味で、いつもアクティブな彼女でしたが、
仕事をしながらの起業という二足の草鞋には正直驚きました。
きっかけは、何年か前から週末の息抜きとして陶芸をしに、
窯に通っていたようですが、好きが高じて、
もっと世の中に陶芸の楽しさを広めたいと思ったそう。
ろくろの回し方は、それはもう見事なものでした。
私もやってみたけれど、簡単そうに見えて、真似できない…笑
初心者の私は、箸置きやお皿から挑戦。
陶芸をしている時間、何かに夢中になる時間っていいですね。
陶芸の楽しさに触れるとともに、創作に集中することで頭の中がリセットされ、
とてもリフレッシュできた時間でした。

陶芸体験、できあがりの写真。日経CNBCのロゴマークを作りました。



自分の好きなこと。信じるもの。
自分の価値観にそって、「やりたいこと」を見つけ、
それに向かって行動し、道を切り拓く女性に刺激をうけます。
今回のブログでは、最近、読んだ本で心を動かされた本を紹介したいと思います。

それは、『世界といっしょに輝く』(ナナロク社)。
著者はHASUNAというジュエリーブランドを手掛ける白木夏子さん。
社会起業家とも称されています。
「エシカルジュエリー」
最近、エシカルという言葉はよく耳にするようになりましたが、
「倫理的な、道徳的な」
つまり、「人や社会、自然環境に配慮した」ジュエリーを志しています。
白木さんは、大学時代に国際協力について学び、
インドの鉱山を訪れた際、劣悪な環境下で、
ひどい差別を受けながら鉱山で働かされている子供たちを目の当たりにし、
何とかしてこの世界の実情を変えたいと強く思ったそうです。
そのような思いを胸に、途上国から搾取をするのではなく、
正当な賃金を保証する団体や企業から買い付けを行い、
人や社会、環境的にも配慮したビジネスモデルで、
鉱山の人たちとともに美しいジュエリーを創るということを理念に掲げています。
いったんは不動産ファンドに就職したものの、
学生時代の体験が忘れられず、
目標に向かって起業を決意し、独立。
一歩一歩、着実に行動に移していく姿、
パッションを形にしていく姿勢に胸を打たれました。
鉱山との取引、原材料の素材の調達をはじめ、
ステークホルダーとの関係を築くに至るまで、
ビジネスを立ち上げて軌道にのせていくには、
想像をこえる努力の積み重ねがあったと思います。
‘リスクを取りながらも信念を貫き通す’
自分のミッション、軸を見つけ、
それを実現するための考え方や生き方のヒントが、綴られています。
何かに決意したとき、迷ったとき、
様々なシーンで背中を押してくれる一冊です。

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