日経CNBCブログ
Caster's Voice

2015.03.26 (木) 曽根 純恵

格差是正のためにできることとは。。

今回の 『ザ・金融闘論』 の初回放送は3月30日(月)夜8時30分です。
是非、ご覧頂ければと思います。

先日、東京大手町の金融ビレッジで収録を行い、たくさんの方にお集まり
頂きました。
またニコニコ動画でご覧の方々にもアンケートに参加して頂きました。みなさま
ご協力下さり、本当にありがとうございました。
みなさんはどのように考え、どのようなことをお感じになりましたか?

今回は、700ページを超えるあの話題のベストセラー、トマ・ピケティ氏の著書
 『21世紀の資本』 をきっかけに、「格差・資本・市場」 をテーマに議論しました。

ゲストのマネックス証券チーフ・ストラテジスのト広木隆さんと
みずほ総合研究所欧米調査部長の安井明彦さんの、
1時間に及ぶ多岐にわたる議論の中で考えさせられたことが
たくさんありましたが、そのなかで特に私が感じたこと。。

それは、格差という問題に向き合い、自分さえよければいいという
考えを捨て、周りを思いやって手を差し出すことが大切なことではないかと。
そうすることで、格差を是正するための知恵が政治、企業、金融、
教育など様々な分野から生まれて、地球上に良い循環が
生まれてくるのではないかと思います。

番組では話しませんでしたが、非正規社員を増やし、
コストカットをするというこれまでの安易な考え方はいまの時代に合わなくなっています。
最近のベースアップの報道などは嬉しく感じますし、
この流れがもっと広がり、構造にも変化がみられるようになってほしいと思います。
日本の将来を考えた行動を企業の方々には是非ともお願したいです。

それと、改善が急務だと思えるのはシングルマザーの問題。
このような状況下の人は実は非常に多くて、
生活に余裕がなく、子供が進学を諦めたりするケースを多々見聞きしています。
でも家庭のことなので、なかなか周りに相談できず、耐えているのです。
働きやすい環境を整え、声を聞き、支援していく社会を本腰を入れて築いて
いかないといけないと思います。

もともと助け合いの精神が強いとされる日本が、心豊かな社会を作る
先駆けの国であってほしいと願います。

3.11から4年。。いまだ多くの方が仮設住宅に住んでいますよね。
もっとスピーディーにできることがあるのではないでしょうか。。
汚染水漏れが続く原発の問題、そしてエネルギーについても、今後真剣に
考えてみたいテーマだなぁと思っています。