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日経CNBCブログ
Caster's Voice

2017.03.03 (金) 曽根 純恵

経済のカギを握るのは…

寒くなったり、、、暖かくなったり、、、と、三寒四温を繰り返しながら、
少しずつ春に近づいていますね。

先日スタートした、月末の金曜日午後3時に退社を促す
「プレミアムフライデー」は、政府や経済界が民間企業に働き
かけて、なかなか上向いてこない消費の拡大や働き方改革を
すすめる狙いがあります。
導入した企業はまだ数パーセントのようですが、課題もある
中で、これからどこまで広がりをみせるかが注目されています。
街に出てみると、百貨店などにはいつもより人が多い様に
感じられ、プレミアムフライデーと書かれたニコリマークを
あちこちで見かけました。プレミアムフライデーのサービスや
セールなどを取り入れているお店も多く、企業側も商機に
繋がればと期待しているのでしょう。

今年に入って変わったその他のことは。。
1月30日から、東京23区などでタクシー料金の初乗りが
730円から410円に値下げされました。初乗り運賃の
見直しを求める東京の事業者から申請があり、国土交通省の
審査を経て決定されたものです。
タクシーを利用する人が減少しているので、短距離でも気軽に
乗れるという需要を掘り起こそうという狙いがあります。
試しに色々な距離で乗ってみたとろ、実感としては本当の
ちょい乗り、容易に歩けるほどの短距離ですと、これまで
より安かったのですが、2駅分以上になると、これまでより
むしろ値上がりしているみたいでした。
最初は実験的に利用してみたものの、今後は正直ちょっと
利用しづらい印象を受けてしまいました。

ゆるキャラ人気にあやかって作り過ぎてしまったゆるキャラ
たちは今やリストラにあっているようですし。。。
ふるさと納税も、地域の特産物でないものまで提供するなど、
人気を得るために返礼品が行き過ぎてしまった地域もある
ようで、是正策が検討されていたり、各地で開催される
マラソン大会も参加料金が高額になったりしているところも
あり問題視されているようです。

三寒四温ではないけれど、ムーブメントを起こす発想力は本当に
凄いと思いますので、一息ついて、そこからさらに練り直して良い
形を生み出し、再びエネルギー溢れる花が咲くことを願います。

話は変わりますが、先日、音楽劇、『 君よ、生きて 』を見に
行きました。小学生の頃、歌とピアノを教えて下さっていた
先生が出演されていて、そのお芝居と歌に、心を揺さぶられ
ました。。
純粋な心を持つキャストの皆さんのコラボレーションが素晴らし
かったですし、数時間の間に何度も何度も涙が零れました。
私は以前、仕事でシベリアに抑留された方にインタビューを
させて頂いたこともあり、その時のことが思い出され、様々な
思いが溢れてきました。。
舞台で人の想いが作り出す世界は、時空を超えて、その時の
人の気持ちに寄り添うことができ、それを同じ時間に皆で
共有することができる。。
舞台って本当に素晴らしいですよね。。
とても贅沢な時間を過ごさせて頂きました。 

舞台の中でとても素敵なフレーズがありました。
戦争で、人は何故傷つけ合うのか。。
その目は、人の良いところをみつけるために使い、その耳は
相手の言っていることに耳を傾けるために使い、その手は
愛する人を抱きしめるために使うものである。。と。

少し前に掲載されていた日経新聞の私の履歴書では日産
自動車のカルロス・ゴーン会長が、ご自身の人生から多様性の
受け入れがいかに大切かを何度も書かれ、また、グローバル化
時代のリーダーとは、階層や肩書に関係なく誰にでも敬意を
払う人だとも記されていました。

今年は私自身、心が豊かになる時間を大切にしていきたいなと
思いましたし、きっとこれからの日本の消費、世界経済も
『 心 』がカギを握っているように感じる今日この頃です。