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2018.02.09 (金) 直居敦

米国株はもちろん気掛かりだが…

 「朝エクスプレス」アンカーの直居敦です。1月30日から2月5日まで、今月も視聴者の方の相場観、注目業種などを訪ねる日経CNBC「個人投資家サーベイ」を実施しました。結果はHPで過去の分までさかのぼって見られますので是非のぞいてみてください。今回も大変多くの回答、熱心な理由などの書き込みを本当にありがとうございました。

 よくも悪くも今回はサーベイをお願いしたタイミングがぴったりーー。雇用統計に端を発する米金利の上昇、世界的な株価暴落のさなかでのサーベイとなりました。

 とはいえみなさんの株式に対する見方は依然として強気。3カ月後の日経平均に対するDI(「買い」-「売り」)は30.3。前回の33.8よりは若干悪化しましたが高水準です。一方で為替相場に対する見方はやはり円安派が徐々に減ってきている印象です。DI「「円高」-「円安」」はマイナス13.1でした。

 さて、今回のトピックス質問は「日本株のリスク要因は?」です。いくつかの選択肢と自由回答のなかから敢えてひとつを選んでいただく選択式としました。やはり、もっとも多い31.3%の方が選んだのが「米国株の大幅調整」でした。その後のさらなる大きな下落が象徴的ですが、多くの人が割高過ぎる、あるいは上昇ピッチが速過ぎる米国株そのものに不安を感じていたのだと思います。いくつかコメントを紹介しましょう。

 「今まで上昇一本できた米国株は利食いのタイミングを計っていると考えます」(コジ犬)さん。まさにそんな展開です。
 「上昇ピッチが速すぎる」(グルグル)さん。ズバリその通りでしたね。
 「米金利が一段と上昇するから」(ふく5)さん。こちらも非常に気掛かりな状況です。

 さて、そのほかにも「米国の政治的な混乱」を選んだ方が10.4%いました。
 例えば「中間選挙の(共和党の)旗色が芳しくないから」(J)さん。今年の大テーマですね。
 米国株と米国政治を合わせれば4割以上の方が米国絡みを選択。その他に「米欧日の金融政策に関連する動揺」を選んだ方も10.4%ですから、やはり米国の動向から目が離せないのと感じます。

 ただ、私が驚いたのは、リスク要因として「北朝鮮・中東情勢などの地政学リスク」を選んだ方が27.6%と、「米国株の大幅な調整」に僅差で次ぐ2番目となったことでした。コメント欄を見るとかなりが北朝鮮に関連する懸念です。
 「オリンピック後の北朝鮮の動き」(ハーブ)さん。
 「北朝鮮およびトランプ大統領の想定外の行動」(田んぼ)さん。

 華やかに開幕したオリンピックの裏側で、どのような駆け引きが展開されているのか。多くの方が懸念材料として挙げる地政学リスク。こちらについても折に触れてコメントしたりゲストを招いたり、工夫しながらみなさんと一緒に考えていきたいと思います。