第3弾《後編》
2018/8/13 公開
ロックと同じようにチャートを奏でる!
~元ビジュアル系バンドマン・コウスケ氏の成功の秘訣とは~
インタビュアー:内田まさみ
ビジュアル系ロックバンドのギタリストとしてメジャーデビューを果たし、華やかな世界で、大勢のファンから熱い歓声を浴び続けてきたコウスケ氏。 コウスケ氏がFXトレーダーに本格的に転身したのは3年前のこと。10代から憧れてきた音楽の世界から潔く身をひき、トレーダーの世界を選んだのはいったいなぜだったのでしょうか。 そして、たった3年で勝てるようになれたのはなぜなのでしょうか。
コウスケ
過去にはビジュアル系バンド「Moran」のメンバーとして日本のみならず世界各国で公演を行っていた。
音楽CDセールスにおいても実績あり、自身作曲の曲がオリコンメジャーチャート27位がランクインしている。
日本武道館・ZeepDiverCityTokyo・渋谷公会堂など公演を行っていた。
20代の頃から投資を始める。

投資歴:10年
トレード歴:4年
日本テクニカルアナリスト(CMTA R)
世界トレードコンテストWTC
(ロビンスカップ)第3位

■証券会社タイアップ
・マネックス証券
・スイス銀行グループデューカスコピージャパン
・外為ファイネスト
トレードの師匠から教わったのは「マルチタイムフレーム」という考え方
―――師匠から教わったのは、どんなことだったのですか?
 まず、「マルチタイムフレーム」という考え方です。時間軸の違うチャートを見て、トレンドの方向を把握してうえで、エントリーポイントを探るという方法です。
 例えば、僕は、日足、8時間足、4時間足、2時間足、1時間足、15分足、5分足、1分足、この全てを日々必ず見て、相場の大きなトレンドを捉えています。
 特に重視しているのが「日足」で、まず、この日足チャートをベースに直近の高値(レジスタンスライン・上値抵抗線)と、安値(サポートライン・下値支持線)を判断して、 次に、1時間足でその高値(安値)をレンジブレイクしたところが、トレードすべきところだとしています。
 「マルチタイムフレーム」とは、上位足(長期の時間足チャート・ここでは日足)を見ながら、下位足(短期の時間足チャート・1時間足)でタイミングを取ってエントリーすることを言います。 相場が、長い時間足のトレンド方向に進む確率が高いという点に着目したトレード方法ですよね。
「マルチタイムフレーム」にパターン分析も加える
―――広い視野で、長いトレンドを見ながらトレードすることが大事なんですね。 ただ、コウスケさんの得意な取引手法は、スキャルピングと呼ばれている超短期売買ですよね?1時間足でエントリータイミングを計るのでは難しくないですか?
 はい。そこで、僕はローソク足のパターン分析をそこに加えて、エントリータイミングを判断するようにしています。 例えば、ローソク足で陽線が3本続いた後に、陰線が3本続くことはとても少ないんです。 ということは、陽線が3本続いた後に、陰線が2本出たら、その後のローソク足は、陽線になる確率が高いということです。
 だから、15分足でこのローソク足のパターンが出現したら、さらに下位足の1分足でエントリータイミングを計り、ロング(買い)でエントリー。 値動きが、大きなトレンドに逆らって動いていて、それが逆転して、トレンド通りになったタイミングを狙います。
 僕は、短い時間しかポジションを持たない手法なので、15分足と1分足の組み合わせでトレードしていますが、 スイングトレード(数日間ポジションを持ち続ける、比較的長めのトレード)を中心にトレードされている方は、週足でこのパターンが出現した時にトレードしてみたらいいと思いますよ。 このローソク足の特徴は、どの時間足でも有効だと思っています。
決めたルールは必ず守る
―――利益確定や損切りはどのタイミングでするのでしょうか?
 15分足のローソク足のパターンを予測してエントリーしているので、その15分足のローソク足が完成する前には利確すると決めています。 その先の予測はしていませんし、自分の認識では予測できませんから。
 損切りに関しても、間違えたと思えばすぐに切ります。逆指値はもちろん入れますが、その指値に引っ掛かる前に自分で切るようにしていますよ。 間違えたのは自分ですから、失敗は受け入れないといけない。
―――このパターンを待つ手法だと、なかなかトレードチャンスが訪れない時もありますよね?
 はい。だから、得意手法がスキャルピングでありながら、一日の取引回数はとても少ないですね。
それどころか、トレードを全くしないこともありますね。取引時間も得意な時間に絞っていて、日本時間の夜中24時から2時までと決めています。 この時間は、欧州勢がいなくなったNY時間で、経済統計の発表もほぼ終わった頃です。値動きがとても素直なので、トレードしやすいと思いますよ。
成功するコツは、人の手法をまずは「コピー」してみることと「練習」
―――チャイナ・ショックで失った利益は取り戻せましたか?
 そうですね(笑)。師匠に教えてもらってからの2年で、最初に入れた証拠金と、残っていた利益を足した700万円は、今、3倍超になりました。 音楽もコピーからはじまります。人のいいところを取り込んで成長していくのは、FX取引でも同じことです。 人のいいところを、自分の中に落とし込んでいく過程で、気づくこともたくさんありますから、それを加えて、独自のトレード手法を構築すればいい。
 師匠には、「デモトレードで練習したほうがいいという人もいるけれど、本当のお金で取引するのとは真剣さが違う。ロットは小さくても、実弾で練習したほうがいい」と教わりました。 真剣に練習してきたからこそ、今がある。10代、20代と、人生の3分の2をバンド活動に捧げてきた同じ熱さで、FXと向き合っています。
真剣に取り組むことで、安定も手に入れることができるのがFXです。それを多くの方にわかってもらえると嬉しいですね。
FXで生活とメンタルの安定を手に入れたコウスケさん。ひと回りもふた回りも大きくなったその姿を、ステージ上でも見てみたくなったインタビューでした。
内田 まさみ
(うちだ まさみ)
1998年にラジオNIKKEIへ入社。『経済情報ネットワーク』、『東京株式実況中継』等の株式情報番組を担当し、その後はフリーに転身。
現在はラジオNIKKEIや日経CNBCの番組パーソナリティを務めるほか、ライターとして複数のメディアに記事を執筆するなど、多方面で活躍中。
2017年11月には、初の著書となる『FX億トレ! 7人の勝ち組トレーダーが考え方と手法を大公開』を刊行した。
【現在出演中の番組】
・ザ・マネー 15:10-16:00 (毎週月曜日担当)
・投資戦略ラジオ きらめきの発想 毎週火曜日14:30-15:00
・トレードパーティー♪  毎週水曜日 16:00-16:30
・ザ☆スマートトレーダーPLUS 毎週木曜日16:00-16:30
・夜トレ 21:30-22:30 (隔週金曜日担当)
(いずれもラジオNIKKEIで放送中)
・夜エクスプレス 21:00-22:40 毎週木曜日(日経CNBC)

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