第49回日経CNBC放送番組審議会報告
開催日時
2021年9月6日(月)13時30分~14時20分
開催場所
ZOOMによるオンライン開催
審議会委員
委員長
副委員長
委員
審議の主な内容
【委員】
工夫や改良が見られるが、女性や若者ら、出演者をもう少し意識してはどうか。上場企業の名の通った男性の社長が重要視されているように見える。世の中が激動するなか、大きな改革をスピーディーにやっているのはベンチャー、女性や若者らだ。こんな人がいると視聴者に新鮮な情報を提供する意味でも心がけてほしい。英BBCでは男女比が50:50になるようコメンテーターやゲストを選んでいる。
スタジオの背景の基調がブルーと白で、殺風景な印象を与える。最先端の空気が漂っているという感じにしてもらいたい。
【委員】
日経MJの50周年記念の長いインタビュー企画を面白く拝見した。「トップに聞く」もそうだが、長尺もののインタビューは面白いし、インタビュアーもうまいと思っている。いつどこでやっているのかが情報として入りにくいので、PRをうまくされたらどうか。
キャスターにテンポのいい人と、わかりづらい方がいる。米CNBCの映像はテンポが非常に速い。このあたりの統一感や展開の仕方については演出をうまく考えると見やすくなると思う。
【委員】
新しい視聴者層を応援する意味合いで「beyond ~掴め!未来のチカラ~」はよかった。若い女性を顧客として想定するEC出店者などが紹介されていた。若い女性の方々をターゲットとし、好感が持てる内容になっていた。
クラウドファンディングなどを見ても、消費者を巻き込んで「応援型消費」のようなお金を出す流れが出てきている。若い女性がターゲットの商品なら、その裏でどんなビジネスが回っているかに関心を持って投資してみようという現象が起きている。日経CNBCもコミュニティをいかに育成していくかという視点で考えると新しいターゲットの獲得につながっていくと思う。
スタジオの雰囲気は大変オープンな感じになった。出演者のどちらかが老練なベテランの立場から教え、もう一方が若い立場から教えを乞う、という非対称が生まれやすかった雰囲気も、かなり改善された。
【委員】
番組の出演者を選ぶ際、日経のポテンシャルとして専門家はかなりいるので、できるものなら古手も使って掘り下げてほしい。また、ゲストの企業側はPRしようとするものだが、インタビュアーは馴れ馴れしさを慎んで、切り込んで、引っ張り出してやろうという姿勢がみえるようなインタビューをお願いしたい。
【委員】
日経MJ企画は面白く拝見した。歴代を含め、専門媒体の編集長を抱えているのは大きな強みだ。若い客の取り込みについては最近の大きな変化として、学生1人あたりのエントリーの企業数がかなり増え、企業研究が大変という声を聞いている。学校もスキルやコンテンツづくりが追い付いていないので、若い顧客の育成とあわせ、学生の企業研究を支援するのはどうか。
【委員】
視聴習慣を意識し、コーナーを15分の尺にしたことに対して、視聴者からの評価を知りたい。
参考映像
トップに聞く(朝エクスプレス)
CNBC.com(朝エクスプレス)
特別番組「日経MJが見た50年 流通ビジネスの未来」(昼エクスプレス)
提供番組「beyond~掴め!未来のチカラ~」
振り返りと明日の材料(昼エクスプレス)