ガリレオX

放送毎週 土曜 19:00~19:30

再放送毎週 日曜 17:00~17:30、毎週 月曜 20:30~21:00 、火曜 11:35~12:05 他

サイエンスやテクノロジーに関わる新しい動向や注目の研究を「深く・わかりやすく・面白く」伝える30分の科学ドキュメンタリーです。

番組名の“X”は、私たちが取り組むテーマの広がりを表す“変数X”。宇宙、地球、都市、生命科学、脳科学、メディア、エンジニアリングなど幅広い領域から、暮らしや社会に変革をもたらすかもしれないX、常識や固定観念を覆すX、日本が世界に誇るXを毎回取り上げそのエッセンスに鋭く迫ります。

米と日本人 科学で見る稲の過去 危機にある棚田の今

4/11(土)19:00~19:30、4/12(日)17:00~17:30、 4/13(月)20:30~21:00、4/14(火)11:40~12:10、4/15(水)18:30~19:00

日本書紀にこの国の呼び名がこのように記されている。「豊葦原の瑞穂の国(とよあしはらのみずほのくに)」“神意によって米が豊かに実り繁栄する国”という意味である。縄文時代の終わりに日本に伝来したと言われている稲作は安定した大規模な共同体を形成するきっかけとなり、やがて日本という国が形作られていった。またお米は日本人の主食としてだけでなく祭や神事など、日本文化に深く密接な結びつきがある。まさに日本は今以て「瑞穂の国」なのだ。しかしなぜ、日本人は米を主食としているのか?また米を食べることによって日本人にどのような変化が起こってきたのだろうか?稲作のルーツや古代米から解き明かされる弥生時代の日本の姿、さらに危機に瀕する棚田の現状まで、脈々と続いてきた私たちとコメの歴史と今を探ることで、日本人にとっての"米”とは何かを浮き彫りにする。

ヒドラ 不老不死の刺胞動物 その知られざる生態に迫る

4/4(土)19:00~19:30、4/5(日)17:00~17:30、 4/6(月)20:30~21:00、4/7(火)11:40~12:10、4/8(水)18:30~19:00

ギリシア神話に登場する、九つの首をもつ水蛇の怪物「ヒュドラ」。 首を切っても瞬時に再生し、不死身とも称されるその怪物は、触れるものを瞬殺するほどの強烈な猛毒をもつとされる。 この恐るべき怪物と同じ名を冠する生物が、実在する。それが、刺胞動物「ヒドラ」。 体長はわずか数ミリ。神話の怪物とは似ても似つかないほど小さな生物に、なぜ「ヒュドラ」という名が与えられたのか?その答えは、ヒドラがもつ驚異的な生態にあるという… 神話の名を背負うにふさわしい、驚くべき能力を秘めた小さな生物。 共生戦略から最新の遺伝子研究まで、刺胞動物ヒドラの知られざる生態に迫る。

水不足に挑む日本の技術 海水淡水化技術のイノベーション

3/28(土)19:00~19:30、3/29(日)17:00~17:30、 3/30(月)20:30~21:00、3/31(火)11:40~12:10、4/1(水)18:30~19:00

現在、水不足は全世界の大きな課題となっている。世界で安全な飲み水を確保できない人は約21億人にのぼると推定され、食糧危機や国際紛争にまで発展している。そんな水不足解消の切り札とされているのが“海水淡水化技術”だ。地球上の水資源の約97.5%が海水とされており、残り2.5%が淡水である。そのため無尽蔵の水資源である海水を淡水に変える技術が注目されているのだ。しかし、海水淡水化技術にも課題があった。その海水から塩分を取るために膨大なエネルギーとコストが必要になる点だ。そのような状況の中で、いま日本の技術が世界から注目されている。実は日本の海水淡水化技術の効率は世界最高レベル。低コストを実現するための様々な新技術が誕生しているのだ。そんな海水淡水化技術の課題を克服するための最先端技術に迫る。

怒りの科学 その感情は“悪”なのか?

3/21(土)19:00~19:30、3/22(日)17:00~17:30、 3/23(月)20:30~21:00、3/24(火)11:40~12:10、3/25(水)18:30~19:00

私たちの心の中に烈火の如く湧き立つ「怒り」。人間関係に軋轢をうみ、孤立をもたらす恐れもあるこの感情は、なぜ存在しているのだろうか?実は怒りの表出は、場合によって人間関係にポジティブな効果をもたらすことが分かってきている。またマウスを用いた研究では、挑発に対する苛立ちと攻撃性の上昇についての研究が進められている。その感情が湧き上がっても、自制することが求められ続けてきた『怒り』。その正体に迫る。

地盤を科学する 軟弱地盤を“強靭化”せよ

3/14(土)19:00~19:30、3/15(日)17:00~17:30、 3/16(月)20:30~21:00、3/17(火)11:40~12:10、3/18(水)18:30~19:00

私たちが暮らすこの日本列島の足元は、実は非常に脆弱だという。人口が集中する平野部は比較的新しい地層でできた軟弱地盤となっており、さらに世界に類を見ない複雑な地殻が地震をもたらすからだ。さらに造成地等の砂地盤では液状化現象も頻発する。そこで求められるのが軟弱地盤の「強靭化」だ。  人々は長年にわたり、様々な地盤改良技術を模索してきた。今回は地中に砂の柱をつくり地盤を強化する工法や、微生物を利用する新技術を取材した。建物と私たちの命を守る、地盤の科学に迫る。

骨や歯は再生できるのか 人体の硬組織を作り出す最新研究

3/7(土)19:00~19:30、3/8(日)17:00~17:30、 3/9(月)20:30~21:00、3/10(火)11:40~12:10、3/11(水)18:30~19:00

近年、怪我や病気によって失った人体の組織を修復する“再生医療”が目覚ましいスピードで発展している。様々な再生医療の研究が進む中、今回の番組では、人体の中でも硬い組織で作られる「骨」と「歯」を再生させる技術に注目する。現在の医療では失った骨や歯を代替するために金属などを用いることが多いが、最新の研究では、骨や歯を文字通り“再生”させることを目指している。ただ硬いだけでなく複雑な構造を持つ「骨」や「歯」を再生するためには、人体に備わる能力を巧みに活用することが鍵になるという。実用化に向けて研究が進む、新たな再生医療の現状を探る。

錯視の謎 視覚と脳の密接な関係

2/28(土)19:00~19:30、3/1(日)17:00~17:30、 3/2(月)20:30~21:00、3/3(火)11:40~12:10、3/4(水)18:30~19:00

私たちは目や耳といった感覚器官を使い周囲の状況を捉えているが、たびたび実際とは異なる姿を知覚してしまう“錯覚”という現象が起こる。錯覚が起こる要因の中でも、特に視覚によるものは“錯視”と呼ばれ研究が行われている。一体なぜ、錯視は起こるのだろうか?そこには脳の働きが関係していた。一方、研究が進むとともに、錯視を利用した芸術作品も多数発表され、私たちに不思議な体験をもたらしてくれる。錯視の仕組みを解明する研究とそこから生まれた不思議な作品に迫る。

幽霊物質ニュートリノ ハイパーカミオカンデが解き明かす宇宙誕生の謎

2/21(土)19:00~19:30、2/22(日)17:00~17:30、 2/23(月)20:30~21:00、2/24(火)11:40~12:10、2/25(水)18:30~19:00

岐阜県・神岡鉱山。地下600メートルの地底で、世界最先端の超巨大実験装置「ハイパーカミオカンデ」の建設が進んでいる。 この装置の目的は、幽霊物質とも呼ばれる素粒子「ニュートリノ」を捉えることだ。ニュートリノは、目に見えず、触れることもできず、ほとんどすべての物質をすり抜けてしまう、宇宙で最も小さな粒子のひとつである。しかしこのニュートリノには、宇宙誕生の謎、そして「なぜ私たちが存在するのか」という根源的な問いの答えが秘められていると考えられている。

電化で実現! 「脱炭素社会」へのチャレンジ

2/14(土)19:00~19:30、2/15(日)17:00~17:30、 2/16(月)20:30~21:00、2/17(火)11:40~12:10、2/18(水)18:30~19:00

今、地球温暖化への対策が世界共通の課題となっている。2015年のパリ協定の採択を契機に世界各国は温室効果ガスの削減目標を定め、その実現に向けて動き出している。そうした中、日本は昨年10月、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという野心的な目標を打ち立てた。そこで一段と注目を集めているのが「電化」の果たす役割である。  「電化」とは、これまで利用されていた化石燃料などのエネルギーを電気に置き換えることをいう。では具体的には、「電化」を推進するためにどのような取り組みが想定されているのだろうか?また今後どのような取り組みが求められているのだろうか?  脱炭素社会実現の鍵を握る電化技術に焦点を当て、その現状とこれからの可能性を探り、目指すべき「脱炭素社会」実現の行方を探っていく。

ヴォイニッチ写本の謎 この本はデタラメなのか?

2/7(土)19:00~19:30、2/8(日)17:00~17:30、 2/9(月)20:30~21:00、2/10(火)11:40~12:10、2/11(水)18:30~19:00

いつ、どこで、誰が書いたのかも不明な「ヴォイニッチ写本」という未解読文献がある。 世界中で解読への挑戦が続けられているが、その内容は未だに明らかになっていない。 いつしか「本の文章は意味を持たずデタラメである」という説が登場し、多くの人々に支持されるようになってしまった。 そんなデタラメ文章説を検証するため、日本の研究者たちが立ち上がった。 世界で最も有名な未解読文章の謎に迫る。

我々の祖先は道に迷わなかったのか? 自然観察で道を見つける ナチュラル・ナビゲーション

1/31(土)19:00~19:30、2/1(日)17:00~17:30、 2/2(月)20:30~21:00、2/3(火)11:40~12:10、2/4(水)18:30~19:00

もし急にスマホを取り上げられて見知らぬ土地に放り出されたら、私たちは目的地に辿り着けるだろうか?GPS地図アプリ等のナビゲーション無しだと、もはや正確な目的地に到達することは難しいかもしれない。では現代のようなテクノロジーを持たなかった大昔の人々はどのようにして原野を開拓し、山を越え、海を渡っていたのだろうか?まず、自然現象をよく観察して周期性や法則など読み解き、その知識を継承してきた。そして山川草木に表れたフィールド・サインを頼りに、危険を避け、進むべき道を見つけていたのだ。3万年前の人類の航海を徹底再現したあるプロジェクトにより、そのことが科学として語れるようになった。一方、ヒト以外のほとんどと言える動物が、地球の微弱な地磁気を、移動のナビゲーションに利用していることがわかっている。実はヒトにも、完全に潜在意識下ではあるが地磁気感受性が備わっていることが実験で近年、明らかになった。  自然のサインを逃さずに方向を見つけるスキル、「ナチュラル・ナビゲーション」の視点から、万水千山を越え、大海原を航海して地球全域に広がった人類の、これまでとこれからを考える。

永遠の化学物質「PFAS」 除去・分解・再利用する最新研究

1/24(土)19:00~19:30、1/25(日)17:00~17:30、 1/26(月)20:30~21:00、1/27(火)11:40~12:10、1/28(水)18:30~19:00

PFAS(ピーファス)と呼ばれる化学物質が、いま日本各地で検出されている。PFASは、衣服の撥水加工や、消火剤、フライパンの表面加工にまで幅広く使われてきた物質で、安定性が高く分解されにくい性質を持つことから「永遠の化学物質」とも呼ばれている。しかし、一部のPFASについて有害性の指摘があり、環境中に漏出したPFASがいま問題となっている。このPFASの汚染を浄化するための最新研究に迫る。

奇奇怪怪!!ミステリアスな植物たち 驚きの生態とメカニズム

1/17(土)19:00~19:30、1/18(日)17:00~17:30、 1/19(月)20:30~21:00、1/20(火)11:40~12:10、1/21(水)18:30~19:00

今からおよそ700万年前に誕生したと言われる人類。一方、はるか昔から、地球上を制覇していた“植物”。その歴史はおよそ4億5000年に及ぶ。人類の歴史をはるかに凌駕する植物には、我々の常識では計り知れない脅威の生態を持ち合わせるものが数多く存在している。これまで謎とされてきたそんな植物たちの生態が、今、少しずつ解き明かされてきた。まるで“怪奇現象”のような、植物の生存戦略!その妙に迫る。

水中ロボットで見る世界 未知の領域に広がる活躍の可能性

1/10(土)19:00~19:30、1/11(日)17:00~17:30、 1/12(月)20:30~21:00、1/13(火)11:40~12:10、1/14(水)18:30~19:00

地球表面の約7割を占める海。多種多様な生物が生息する場所であり、人類に有用な資源が眠る場所でもある。しかし、陸上で暮らす私たち人間が広大な海を隅々まで調べることは容易ではない。そこで活躍するのが“水中ロボット”だ。例えば、最新の水中ロボットによって水深8000mを超える深海の姿が明らかになってきた。さらに地球上でもっとも深い海である1万1000mの海底を調査し、サンプルを持ち返るためのロボットの開発も進んでいる。一方で、水中ロボットをさらに発展させる取り組みも行われている。中学生からアマチュアの社会人までが参加する水中ロボットの競技会では、独創的なアイディアから生み出されたロボットが続々と登場している。今後、どのような水中ロボットが登場し活躍を見せるのか。研究の最前線を探る。

5G parts made in Japan 世界の5Gを支える日本の小さな部品達

1/3(土)19:00~19:30、1/4(日)17:00~17:30、 1/5(月)20:30~21:00、1/6(火)11:40~12:10、1/7(水)18:30~19:00

これまで携帯電話で利用してきた4Gと比べ、通信速度が約20~100倍も速くなる第5世代移動通信規格“5G”。2020年の導入を皮切りに、都心と地方を結ぶ遠隔医療や、リモート工事、スマート農業など、5Gの活用は飛躍的な広がりを見せている。 その活用の広がりと比例して世界中から求められているものがある。 5Gというこれまでにない高速通信を処理できる“高い機能”をもち、更に端末内に収まる“超小型”の部品が必要とされているのだ。今、そういった問題を解決するべく日本で開発されている極小の部品達がある。縁の下の力持ちとも言える、世界の 5G を支える日本の小さな部品に迫る。