金融教育が国家戦略の柱の一つと位置付けられてきた。2024年初めから、NISA(少額投資非課税制度)枠が抜本的に拡充され、制度が恒久化する。金融経済教育推進機構(仮)も発足する。
「資産運用立国」を掲げる岸田文雄政権にとり、金融教育の充実は、日本経済の活性化をソフト面から支える大切な役割を担う。
一方、多数派を占める“無関心層”を巻き込みながら、誰が、何を、どのように教育していくのか――。課題は山積だ。
企業型確定拠出年金(DC)を軸に、粘り強く社員への金融教育を続けているTIS、ハウスギャバンなど企業の例や、様々なネットワークを使って、広く社会人にアプローチする金融教育の現場を取材、先進的な取り組みを紹介するとともに、今後の課題を浮き彫りにする――。
<出演者>
野尻哲史(フィンウェル研究所代表)
直居敦(日経CNBC解説委員長)
改野由佳(日経CNBCキャスター)
ほか